成瀬 大介(なるせ だいすけ)

- ネオス快癒院院長
- 柔道整復師
- キネシオロジスト
- 日本タッチフォーヘルス協会公認インストラクター
- IKCインターナショナル・キネシオロジー・カレッジ公認
タッチフォーヘルス・インストラクター
メタファー・インストラクター - セラピスト向上委員会代表
1989年、「なるせ接骨院」を開設。統合的ヒーリング手法を生かした施術を行う。日本で初めて実施されたタッチフォーヘルス・インストラクター試験に合格し、2001年にネオス快癒院を開設。臨床治療経験22年で培ったテクニックと知識をベースとした先進的なタッチフォーヘルスを実践している。またタッチフォーヘルスの本場アメリカで実施されるセミナーにも随時参加するなど、技術のさらなる研鑽にも余念がない。
成瀬大介がコラム風に語る自己紹介
柔道整復師になろうと思ったキッカケ
中学生のときの私は、柔道部での練習中に経験した何度かの骨折がもとで、整形外科や接骨院という環境に慣れ親しんでいました。
高校生のとき、柔道部の先輩に練習後、「成瀬はマッサージがうまいから」とマッサージを居残り強制されたり、クラスメイトの肩を揉んであげたりしているうちに「うまい!」と褒められ、“こういうのも面白いなぁ”と漠然と思うようになっていきました。
大手企業への就職も決まり、あとは無事に卒業するだけだと思ってた高3の夏休み。祖母の病院見舞いの帰りに、ふと“医療系の仕事がしたい”という強い想いが湧き起こり、この道を歩むことを決意。
高校卒業まで数日となったとき、ある整形外科でリハビリのスタッフを募集していると聞き、すぐに面接を受けたのです。
面接の場で採用が決まり、卒業式の翌日から働くことになったのですが、ひとつのことをやり続けることが苦手だったので、正直なところ“いつまで続くかなぁ?”と思いながらの社会人スタートでした。
ところが、いつまでたっても毎日が新鮮で楽しいのです。新しいことを覚える大変さはあっても、飽きるなんて考えられませんでした。
医療の道に進んで、最初に言われた大先輩の言葉「我々の仕事はサービス業だ」は、今でも深く心に根付いています。
幸運だったのは、月に数回ですが、某大学病院の理学療法部の部長をはじめとする面々に、交代で指導に来ていただける環境にあったこと。
僕の手技の土台は、確実に彼らによって築かれていきました。
柔道整復師として修行時代
あるとき、肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)の患者さんの施術を命じられました。カルテの指示を忠実に守れば、肩関節の施術だけでいいはずです。しかし、指導を受けたある理学療法士に言われた“関節可動域が正常な肩関節周囲炎の患者は、頚(首)も疑え!”という言葉を思いだし、頚部のストレッチを加えてみました。
そうしたら、嘘のように痛みが消えてしまったのです。
僕もビックリしましたが、それまで何ヶ月も通院していたその患者さんはもっと驚いていました。
そして、きちんと正座をして、自分の孫に近い年齢の僕に手を合わせて深く頭を下げてくれたのです。
今でも、このときの感動を味わいたくて、また患者さんにも味わっていただきたくて、僕は白衣を着ているのかも知れません。
このとき学んだことは、決められた小さな枠にとらわれていては、大切な大きなものを見落とすことがあるということでした。
整形外科に勤務していたときのこと。同じ患者さんに同じ内容のことを、意識を集中して施術した日の場合と周りの人と談笑しながら行った日では、術後の結果に差があることを何度も体験しました。
意識を集中して施術を行った日の方が、痛み・関節の動き・患者さんの満足度、どれにおいても効果が高いことを実感できたのです。
“「心を込める」とは、こういうことなのか”
“「心を込める」と気がでて、効果が高まるのか”
この頃から“気”という目に見えないエネルギーを、自分の心の中だけで意識するようになりました。
痛みのコントロールには、技術だけでなく意識エネルギーの関与も否定できないと感じながらも、それを言葉にするのは、まだ勇気のいる時代でしたし、自分の手技で人に感動を与えたという経験もあって、筋肉・骨格に焦点を当てたテクニック重視の施術を行っていました。
“技術不足なのかなぁ”
“もっと効果の高い方法があるかも”
患者さんの繰り返す症状に、モヤモヤする日が続いていました。
あるとき、“気を使えば、もっと根本的な治療ができるかもしれない”と思い立ち、独学で気を感じる練習を始めたのです。
気のサークルなどにも参加して気の扱い方を身に付けました。患部に手を当てるだけで、筋肉や関節が緩んで痛みが改善していくのは快感でした。
目に見えない“気”というエネルギーを扱っている人を、“特別な存在”だと見て依存してしまう人、逆に“自分は特別な人間なんだ”と勘違いをする人もいます。
目に見えないだけに、主観が入りやすいのですね。
これは、施術者の思い込みを押し付けて患者を傷つける危険性を含んでいるのです。
後に、目に見えないエネルギーを、施術者も患者も客観的に判断できる筋肉反射テストを使う「タッチフォーヘルス」に出合いました。
僕は自分を“特別な存在”にしたくなかったので、柔道整復師という資格を利用しました。公的な資格を謳うことで、いい加減なことはできなくなるからです。
タッチフォーヘルスとの出会い
物理的な手技を施したあと、こちらは客観的な効果を認めていても「なんだか良くなったような気もします」「よくわかりません」など自らの身体の変化に気付くことに鈍い人もいます。
もしかすると、こういう人は身体の変化に興味がないのかも知れません。目に見えないエネルギーを使うと、その傾向はさらに顕著になります。
現代人は、五感を使って外敵から身を守る必要がないし、五感を使ってものごとを感じるという習慣も少ないから、多くの人は自らの感覚について鈍感になっているのでしょう。
五感を使って食事を摂っている人はどれくらいいるでしょうか?
毎日のこころの動きや体調の変化などを感じているでしょうか?
社会では、ものごとを理論的・客観的に考えることを要求されるし、それができる人の方が生き残りやすいもの。
皆さんは、自分の直感やひらめきを信じて行動することはありますか?
そのため、自らの感覚という主観の入りやすいものを軽んじる傾向にあるでしょうし、自分の判断に自信が持てないのかもしれません。
なにか、患者さんが自らの身体の変化に気付きやすくて、それがお互いに客観的に評価できるテクニックはないか、考えていました。
そんな時に、タッチフォーヘルスに出合ったのです。
- 心の状態が、筋肉の強弱にあらわれる
- 栄養の状態が、筋肉の強弱にあらわれる
- 目に見えない世界が、筋肉の強弱を通してリアルに体験できる
タッチフォーヘルスは、東洋医学の経絡という気の流れを扱うので、筋肉・感情・気というこれまで学んできたものが統合される感じがして、直感的にタッチフォーヘルスを学ぶことを決めました。
タッチフォーヘルスを学びに世界へ
1999年11月にタッチフォーヘルスを学び始めて、すでに締め切りの過ぎていた2000年1月に行われるインストラクター養成講座に無理を言って参加させてもらいました。
インストラクター養成講座に参加するには、レベル4までの全過程を修了している必要があります。しかしその当時、日本でレベル4まで修了しているのは12名でした。
そのうちの9名が、日本で初めて行われたインストラクター養成講座にそれぞれの夢を抱いて参加したのでした。
講師は、カナダから招いたマイケル・デロイ氏。通常は、タッチフォーヘルスを人に伝えるためのトレーニングを積む講座なのですが、人に伝える以前にタッチフォーヘルスのことをまだよく理解していない僕らは、盛んに基本的な質問をしました。
マイケルの丁寧な指導のおかげで、かなり理解できました。
それから2年間、タッチフォーヘルスを伝えてきたのですが、受講者の鋭い質問に冷や汗の連続でした。
“このままでは、インストラクターとしての責任を果たせない。もう一度、基礎からタッチフォーヘルスを学びたい”と心底思っていた頃、日本から米国で開催される創始者ジョン・シー博士のクラスへのツアーが企画されていることを知り、これに飛びついたのです。
ジョン・シー博士のクラスに参加して、タッチフォーヘルスに対する僕の見方が大きく変わりました。
それまでは、痛みを緩和するためのボディーワークだと理解していたのですが、創始者ジョン・シー博士のタッチフォーヘルスは、サイコセラピー(=心理療法)だったのです。
簡単に説明すると、筋肉を活性化することで心をも元気にするのが、タッチフォーヘルスだったのです。 これまで、痛みを緩和するだけで有頂天になっていた僕には、まさに目からウロコが落ちるような衝撃でした。
その後、各国の協会を束ねる世界タッチフォーヘルス協会会長のトニー・グラントン氏のクラスにも参加する機会に恵まれました。効率的なジョン・シー博士のタッチフォーヘルスに対して、正確性を求めるトニー氏のタッチフォーヘルス。
どちらかというと医療者サイドに立つジョン・シー博士に対して、クライアントに自己責任を促すトニー氏と、色々な観点からトップレベルのタッチフォーヘルスを体験することができたのは、僕の宝です。
ネオス快癒院を通じて皆様に元気になってもらいたいのです。
「どこがどうなっているのでしょうか?」
「原因は何でしょうか?」
初めて来院された患者さんからよく聞かれます。
「どこどこがこうなっていますね。でも、それは結果であって原因ではないですよ」と僕は答えます。
健康は、心と体と栄養のバランスによって成り立ちます。
もし、あなたが今健康でないと感じていらっしゃるのなら、それは“身体にアンバランスが生じているから、生活を見直して早く改善しなさいよ”という身体からの無言のメッセージかもしれません。
「心おだやかに暮らせていますか?」
「体に適度な休養や運動を与えていますか?」
「毎日の食生活はどうですか?」
何が起こっているかより、どう受け取るか。
あなたは、身体からのメッセージにどう応えますか?
これからの成瀬大介、ネオス快癒院
僕は、ホリスティック医療を実践&普及していきます。
※ホリスティック医療
病気は何らかの働きかけによって、患者自身の自然治癒力が活発になり癒されるものであるという全体論的な考えに基づく医学思想で、治療に患者が積極的に参加し、医者は患者を支え援助するものであるとされています。さまざまな治療法を統合的に組み合わせたり、いろいろな観点から患者全体をみていこうとするやり方です。
- 患者さんをダイナミックにみること。
- 患者さんに自分の考えを押し付けないこと。
- 患者さんとは対等の関係であること。
- 患者さんを依存させないで、自立へと導くこと。
- そのために、患者さんと十分に対話すること。
こんなことを、ホリスティック医療の入り口として解りやすい「タッチフォーヘルス」を通じて、患者さんや医療関係者にお伝えしていきます。
そして、こんな僕の考えに共感してくれる人たちと生きていけたら、これ以上の幸せはありません。
だから僕は、今日も胸を張って患者さんに言います。
「僕には治せません!」
なぜって、治すのはあなた自身なのですから。

